こんにちは。ぶーあんです。
前回、家づくりを考え始めた時に
初めて読むと良さそうな本を紹介しました。
今回は、最近の本で、家とはなにか、
エコハウスについて書かれた本を紹介します。
「エコハウス」という概念
紹介する本は、コレです。
この本は、2016年8月に発売された、非常に最近の本です。
他にも何冊か本を読んで、
ある程度、間取りや土地のことを学んでから、
この本が発売されているのを知り、インターネットで注文しました。
この本、写真や絵が比較的多く、
見た感じはとっつきやすいように思います。
しかし、中身は、本格的だと感じました。
言い換えるなら、知識がある程度ないと難しい、ということです。
最近の住宅公園では、「ZEH(ゼッチ)」とか「スマートハウス」
「エコハウス」「耐震」などの垂れ幕や看板で溢れています。
私もいくつかハウジングメーカーを尋ねて、
その都度、各社のオススメを聞いてきました。
その1つが、「一条工務店」でした。
そこで、担当者さんに、
最近の家づくりのキーワードをたくさんの情報を教わりました。
その時のエピソードは、次の記事にも書きました。
こうして、
- いくつか本を読んでいて、家づくりに何が大切なのかを知っていたこと。
- 各ハウジングメーカーを尋ね、最近のトレンドを学んでいたこと。
から、この本の内容を理解することができたと思っています。
大切なもの:断熱と気密
たとえば、一条工務店の代名詞のような「高断熱」「高気密」というキーワード。
これが大切だということは、この本にあります。
断熱
例えば、断熱については、次のようにあります。
世界的に新築住宅の断熱(省エネ)基準は義務化されているが、日本では2020年から省エネ基準への適合が義務化予定。2016年現在は努力基準でしかない。
あたらしい家づくりの教科書 p47 より
つまり、日本は、世界的にみても「断熱」性能が悪い、ということです。
コレ、裏返すと、日本のハウジングメーカーの大部分は、省エネ基準を満たすことができていない。だから、2020年まで時間をとっている、ということではないですか?
こういうこと、おそらく他社のハウジングメーカーにとって「耳が痛い」ことは、
自分から知らせてくれることはないと思います。
断熱は、日本は後進国であること。
断熱は、世界的に標準であること。
これらを知らずして、今、家を建ててしまうのは、
とてももったいないことだと思います。
だから、自分で調べること、勉強することが、大切なのです。
気密
そもそも、このキーワードも、なかなか他のハウジングメーカーからは出てきません。
一条工務店が全館床暖房を実現できていることの裏返しのような「高気密」という性能。
このことは、以前にも書いています。
床暖房については、次の記事を参考にしてみてください。
一条工務店を尋ねるとよく聞くキーワードの一つ、C値。
これもきちんと説明があります。
C値が低いほど気密性能は高い。
あたらしい家づくりの教科書 p35 より
もちろん、その詳細もきちんと説明されています。
まとめ
総じて、この本の内容は、一条工務店の営業担当者さんから聞くことが
概ね正しいということを気づかせてくれる内容になっています。
家づくりで何を優先すべきか。
世界基準とは何か。
この本を読んでおかないと、
数年後に後悔することになるかもしれないと思います。
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