みなさん、こんにちは。
暑い日が続きますね・・・体調大丈夫でしょうか。
我が家では「さらぽか空調」を導入しています。夏、床冷房という仕組みで、全館空調をしてくれる一条工務店のすごいオプションの一つだと私は思っています。
このブログでも、これまでよく紹介してきた項目の一つに「湿度(しつど)」があります 。「温度(おんど)が高い、低い」で、暑い寒いをなんとなくイメージできると思います。でも、湿度(しつど)に関しては、あまりよく分からない点が多い、と感じておられる方も多いのではないでしょうか。私も、難しいことはあまり上手に説明できませんでした。
また、温度計(おんどけい)は家に設置されていることも多いと思います。でも、湿度計(しつどけい)は、持っていない方が多いかもしれません。一条工務店で家を建てると、家の引き渡しの時に、湿度計(しつどけい)を2つプレゼントでもらうことができます。
我が家では、1つは1階のキッチンに、もう1つは2階にある私の書斎に置いてあります。私がよく紹介している湿度計(しつどけい)の写真は、私の書斎においてあるものです。
私も、一条工務店の家に住み始めるまで、湿度計(しつどけい)を持っていませんでした。湿度(しつど)についても詳しく理解していませんでした。勉強したことがありますが、難しかったんです。
今回のテーマは、湿度(しつど)についてです。私なりに考えました。できるだけ簡単に「どうして湿度(しつど)が大切なのか?」ということを説明してみます。今回の記事を作るに当たり、厚生労働省とダイキンのホームページにはとてもお世話になりました。ありがとうございました。
それでは、調べたことを紹介していきます。
夏は、温度(おんど)か湿度(しつど)を下げないと不快
よく「ジメジメする〜」と言う会話を聞きませんか。汗をかいたとき、汗がなかなか乾いていかない時、結構不快に感じると思うんです。いくつかの Web サイトや本でも湿度(しつど)の説明では、その代表選手として、「汗」がよく登場します。汗をかいてもすぐに汗が乾けば、たとえ暑くても、まだましと思っていいと思います。
今回の記事のポイントはたった1つ。それは
ということです。
湿度(しつど)を考える
「日本の夏は高温多湿」というのは有名なので、よく知っておられる方も多いかもしれません。ここで、「高温(こうおん)」というのは、「温度(おんど)が高いこと」なので分かりやすいと思います。では、「多湿(たしつ)」というのは、何なのでしょうか。これも重要なのでしょうか。
はい、とても重要だと私は思っています。熱中症で考えてみると分かりやすいと思いますので、湿度(しつど)を熱中症の観点から考えてみたいと思い、いくつか調べた内容を紹介してみます。
まずは厚生労働省のホームページです。ここに、熱中症についてまとめられたサイトがありました。「熱中症対策に関する検討会」というものがあるんですね。そこで発表されたスライドが厚生労働省のホームページで紹介されています。その中の一つ。「職場の熱中症予防対策の現状と課題」という報告があります。そこには、次のような提案 (PDFファイル) がされていました。
・自覚症状の有無に関わらず水・塩分を摂っていますか?
なるほど。「熱中症を予防するには、この5点に注意しなさい」ということなんですね。
ところで、ここで出てくる WBGT 値というのは、一体何なのでしょうか。
キーワードは、WBGT値
実はこの WBGT 値という単語。いくつものサイトでも紹介されています。とても重要なキーワードなんです。「暑さ指数」のことで、 WBGTは、湿球黒球温度とも紹介されています。Wet Bulb Globe Temperature の略なんですね。これは難しい!!!
エアコンの有名なメーカーであるダイキンのホームページにも WBGT 値 の説明がありますので紹介します。
つまり、ダイキンのウェブサイトによると、つぎのとおりです。
このWBGT 値は、厚生労働省が平成18年度から情報提供しているもの、と、ありますね。
厚生労働省のウェブサイト:暑さ指数(WBGT)について学ぼう
温度(おんど)が高ければ熱中症の危険があると思ってしまいますよね。でも、実は、
ということなんです。確かに、上の図では、気温の効果が1しかないのに、湿度(しつど)の効果は、7もあるんです。
厚生労働省にも、同じような説明があります。下の図です。
ということですね。
このWBGT 値を計算する方法もあるようですが、これは難しいので今回は省略します。そのかわり、厚生労働省のホームページに、一覧表 (PDFファイル) が載っていたので、こちらを紹介します。一部を抜粋すると、下の図になります。
計算式よりは、まだ分かりやすいと思います。ぜひ参考にしてみてください。これを見ると、例えば温度(おんど)が30度であっても湿度(しつど)が40%なのか45%なのか65%なのかによって、大きく熱中症のリスクが変わるということが分かります。(下の図)
湿度(しつど)は、とても大切なんです。
冒頭で紹介したとおり、簡単にまとめると、
ということなんですね。
2.さらぽかで、湿度を管理できる
一条工務店のさらぽかは、夏の全館冷房ができるというメリットがあります。でも実は「デシカントが搭載されている」という点も見逃せません。デシカントは湿度をコントロールできるんです。
デシカントの役割
一条工務店のウェブサイトで、全館さらぽか空調として紹介されています。
とあります。さらぽか空調は、「夏の湿気(しっけ)」を管理するんですね。
我が家の状況
我が家の場合、デシカントの電源をつけるというイメージはほとんどありません。冬の全館床暖房と同じスイッチが全館床冷房のスイッチです。普通に、夏が近づき熱くなってきたときに、全館冷房のスイッチをオンにする、というイメージしかありません。
デシカントは自動的に働いています。先日の記事にも紹介しましたとおり、同じ31度でも、「快適に感じる31度」と、「不快に感じる31度」があるんです。これをWBGT 値の観点から考えると、その理由の1つが湿度(しつど)なのかもしれませんよね。
このように、
ということなんです。
まとめ
先日の熱帯夜を体感してから、私は寝室のダイキンのエアコンの電源を入れました。また、全館床冷房の設定温度(おんど)を下げました。それからまだ2日しか経っていません。
現在、全館床冷房の設定温度(おんど)は、1階、2階、ともに23度に設定し、寝室のダイキンのエアコンは、冷房 27度で24時間つけっぱなしにしています。サーキュレーターは3段階の「中」の設定です。これによって、現在の2階の書斎の温湿度計は、温度(おんど)26度、湿度(しつど)42%を示しています。
先日、記事にした通り、さらぽか空調では、デシカントのおかげで、たとえ暑くても湿度(しつど)をだいたい45%に設定してくれるのは、とてもありがたいことです。床冷房の設定温度(おんど)をあまり下げすぎるのは、ちょっと不安なので、異常に暑い時期は、ダイキンのエアコンを併用することにしました。さらぽか空調の実力は、まだ未知数の点が多いのですけれど、エアコンの実力は、多くのメーカーから毎年のように新製品が出ていて、製品としても安定していることが分かっているので、気楽に使えるからです。
いかがでしたでしょうか。湿度(しつど)は、難しいですよね・・・
最後に。今回、記事を書いていて、「温度」と「湿度」の漢字がとても似ていることに気づきました。でも、読み間違えてしまうと大変なので、送りがなを入れさせてもらっています。
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